東京の農業・葛飾元気野菜

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東京23区といえば大都会で山手線や東北本線、そして東海道本線沿線は商業地などが圧倒的に多い印象が強く、日本の首都としての機能を果たし続けています。しかし、農業地帯を探すとしても、見つけるのは至難の業レベルにまで発展しているのも事実です。
今回は、東京23区内の農業の一つである葛飾元気野菜のお話をしましょう。

東京も野菜の産地?!

日本の首都となる東京都での農地は、伊豆大島や三宅島などの離島のほか郊外となる檜原や奥多摩、青梅、東村山などで、東京23区内に限定するとした場合、かなり限定される事になり世田谷区や江戸川区、そして葛飾区の一部に該当します。

ここでは葛飾区に限定して話を進めるとして、どうして葛飾区で野菜が収穫できるのでしょうか。

葛飾区は比較的住宅地が多い自治体ですが、北部(埼玉との境目)に目をやると畑が有り、野菜を栽培しているのが特徴です。中川と大場川の分岐点に位置しているのも幸いしてか、野菜の栽培をする場所としては適しているため野菜の栽培から生育、そして出荷までの工程をこなすのに適しています。

都道307号線から南側は住宅地が圧倒的に多いため、畑を見つけたとしてもごくわずかな区画程度にとどまっています。

葛飾の野菜

さて、葛飾で栽培している野菜を挙げるとするならば、一年中生育や収穫ができる小松菜に関しては都内でトップクラスの収穫量を誇っています。

それ以外の野菜を挙げるならば、5月から9月まで(いわゆる夏から初秋)の間はトマトやキュウリ、ナスやジャガイモのほか枝豆やブルーベリーが栽培され、秋から春までの間はそれらと入れ替わる形でサツマイモやネギ、ホウレン草やブロッコリー、青梗菜(チンゲンサイ)や亀戸大根に白菜などが挙げられます。

ちなみに東京都のエコ農産物認証制度をクリアしており、化学肥料や合成農薬を一切使用しないで栽培し、収穫した農産物がその対象となり、お店などを経由して消費者の方々に提供できるだけでなく、地球環境に対する負荷をかけずに生産する農産物である証として広く認識されています。

1960年代半ばには約1000戸あった農家も、現在では190戸程度に縮小されていますが、それでも葛飾の農産業は東京都のそれを支えています。

何故、元気野菜なのか?

農地や農家に関しては後継者の不足などにより減少傾向にありますが、親、先祖の代から受け継いできた事業を放棄したくない、農業を継続したいといった想いを持ちながら技術の伝承と新たな形での経営などに力を注いでいます。

葛飾元気野菜はブランドであり、区内で生産している野菜を生産する農家の方々の元気な姿勢がその由来であり、多くの方々に地産地消の観点から野菜を提供していくために、1999年に直売所を新たにオープンし、20年にわたり多くの区民に提供しています。

直売所の多くが自動販売機方式で営業しており、設置場所は奥戸の清水直売所、新宿(金町)の田中直売所、柴又のハーベストやトマト直売所、西水元の野口農園、東水元の藤田農園、そして水元の柴田直売所が区内に設置しています。自動販売機といってもジュースなどを買う形ではなく、駅や空港などに見かけるようなコインロッカー方式にて対応しているのがほとんどです。

直売所へ行こう!

葛飾元気野菜販売所は葛飾区中部の柴又に店舗があり、周辺には八幡神社や帝釈天、そして有名な映画の舞台として人気を博した帝釈天参道などがあるため、東京の観光スポットの一面を持っています。

葛飾区内各地で収穫した野菜は一部を除き、このお店へ出荷したばかりのとれたて野菜は安心かつ安全をモットーに販売され、生産者の写真が掲示されているため生産者が確認できるようになっています。

それ以外にも区内で収穫した花を活用した切り花や、小松菜を活用した肉まん(ただし冷凍のみ)が販売されており、後者に関しては一年中季節を問わず収穫できる点を活かしているのが特徴です。

それ以外にも小松菜を活かしたみそ汁(フリーズドライ方式)も販売しており、東京で収穫した野菜に限定して作られているのも江戸野菜をうまく活用した商品を展開しています。

・住所:〒125-0052 東京都葛飾区柴又4丁目28番地2号
・お問合せ先:03-5612-7326
・営業時間:10:00~15:00
・休業日:毎週木曜日、日曜日、祝祭日
・交通アクセス
京成電鉄京成金町線柴又から徒歩5分
北総鉄道北総本線新柴又から徒歩6分
・備考:駐車場無

まとめ

葛飾区内で収穫した野菜のブランドの一つとして認知されているのが、葛飾元気野菜です。区内の農家の方々が先代から受け継いできた技術を活用しつつも、新たな技術と農業ビジネスを積極的に取り入れつつも融和し、商品として多くの方々に提供していくのは東京都内の農産物生産量の一翼を担っています。

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