東京23区初の、屋外でクライミングできるスポーツクライミングセンターが葛飾区に誕生しました。
3種目の壁を備えていることが特徴の「葛飾区東金町運動場 スポーツクライミングセンター」では、2020年6月1日からボルダリングエリアの営業も開始されています。
そこで、クライミングに興味のある方やこれからボルタリングを始めようという方に、どのようなスポットなのかご紹介します。
充実した設備が魅力の総合クライミング施設
都内最大級の水郷公園で、自然が豊富なことで知られている都立水元公園ですが、その水元公園内にボルダリング・リード・スピードという3種の壁が揃った総合クライミング施設が新たにオープンしました。
どの壁も大会利用まで想定されてつくられているので、ボルダリングは高さ5メートル・幅30メートルの壁が2面あり、最大傾斜は130度となっています。
リード壁も高さ16メートル・幅12メートルで4レーン確保され、スピード壁も国際スポーツクライミング連盟から認定された2レーンが設置されているという充実さです。
ボルダリング棟の特徴
ボルダリング棟は立体的な壁も取り入れているコンペウォールエリアがあり、屋外側がシャッターになっています。大会開催の時にはこのシャッターを開けて、観戦しやすい環境を確保できるようにしているようです。
夏場など冷房をきかせる時にはシャッターは閉められているので、快適な空間でボルダリングを楽しむことができるでしょう。
他にも緩傾斜が中心で、初心者や子ども向けのフェイスウォールエリアもあります。
質の高さと利用料金の安さで県外からも注目されている施設
公営施設なので利用にかかる料金も、それぞれのウォールごとに高校生以上400円、小・中学生は80円で利用可能です。ただし1回2時間までので、時間を守って利用しましょう。
安かろう悪かろうではなく、質のよさが特徴であり、ホールド替えも年に4回の他、大会開催のタイミングにも行うことが予定されています。
完成まで約3年かかったようで、県境にあるため千葉や埼玉の方からも問い合わせがあるようです。
長く愛される施設として
実際に登ったクライマーも、いろいろな傾斜やホールドがあり、課題も面白いと好評とのことで、長く愛される施設になること間違いないでしょう。
利用できるのは小学1年生からで個人利用のみですが、今後は団体利用もできるように1日おきにする予定とのことです。
新型コロナウイルス感染拡大防止の対策により、同時に利用できる人数も制限されているようなので、事前に連絡した上で行くとよいでしょう。
葛飾区東金町運動場スポーツクライミングセンター
所在:東京都葛飾区東金町8-31-1
電話番号:070-3320-1561
営業時間:9:00~21:00
休館日:毎月第二水曜日